藤本 学さん・麻由美さん(子育て in 恵那市)

藤本 学さん・麻由美さん

きっかけは移住定住担当者の親しみやすい優しい雰囲気

夫妻はともに京都府出身。結婚当初は京都郊外の新興住宅地に住んでいましたが、長男が生まれた頃から「田舎暮らしという選択もあり」と考え始めました。

そんな時、大阪府で開催された移住フェアに軽い気持ちで参加。各県各地の合同開催で「今、移住をすると補助制度も多いですよ」と積極的に推してくる自治体があるなか、「そんなに重く考えなくても、まずは見に来てもらってからでも良いんじゃないですか」と、恵那市の担当者は親身な雰囲気だったといいます。

「1回行ってみよう」と見学が決まった時、恵那市の担当者は「観光気分でも良いですから」と、丁寧に各地区を回りながら、地元の人を紹介してくれました。移住までには1年ほどかけて熟考。今から考えると既にこの時、恵那市の人たちの人柄の良さに惹かれていたのかもしれないと振り返ります。

▲四季を感じながらのびのびと育つ子ども。カフェにやってくる人との交流も成長を促します。

運命の出合い 郷之驛がカフェ「サトノエキ」に

2回目の岐阜訪問。前回は回りきれなかった恵那市最南端の串原で運命の出合いがありました。江戸末期に建てられたと思われる古民家です。ダムに沈む前にこの地に移築され、郷土館「郷之驛」として使われていた建物でしたが、その時はあまり活用されていなかったといいます。

NPO法人奥矢作森林塾が手がける「古民家リフォーム塾」で、ある程度の整備はされており、飲食店として活用できると判断した藤本さん。2016年5月にカフェ「サトノエキ」をオープン。以来、平日には地元、週末には恵那市内、中津川市や岐阜県内はもとより、名古屋市からも、地域や世代を問わずファンが訪れます。

▲恵那の人々の人柄に惹かれたところから始まった3人のストーリーは、サトノエキからさらに次のステップへ向かいます。

子育て中に感じる高い利便性 移住して良かった!

移住にあたって大きなポイントは子育てと医療、教育でした。NPO法人奥矢作森林塾からの紹介を受けて、カフェから少し離れた恵那市上矢作町内にあるアパートで暮らしています。かかりつけの病院は車で20~30分圏内にあり通院が可能。また、恵那市のこども園が自宅から近く、都市部よりも利便性の高さを感じているといいます。それによって、家族の時間が増えたことも移住の決断を振り返って、良かったと思える点。のびのびと自然に接し、カフェに来るお客さんと交流する我が子を見るのは、やはり楽しいひとときです。少々の不便を感じていることは、子どもの習い事。都市部に比べると選択肢が少ないと実感しています。スポーツ系に至っては特に少なく、事前に確認しておくことをお勧めします。サトノエキでは音楽やクラフトのアーティスト、移動販売店などとコラボレーションしたイベントが開催されるなど、藤本さんにとって夢の次のステージに向けた動きが加速しています。そこに地元の知恵やカルチャースクールなどを加えていきたいと意気込みます。

藤本さんに聞きました!

移住に関する情報をどうやって収集した?

各地の市町村ウェブサイトを検索し、人口など細かい点も調べていました。地図を見て、各所へのルートや道路状況などもチェックしました。

移住に関して大変だったことは?

自動車はやはり必要です。この地区には移住者が10世帯ほどあって、コミュニケーションもよくとれていると思います。

現在の住まいは?

現在はNPOに紹介してもらったアパートに居住しています。空き家バンクの情報も適宜入ってきます。

現在の仕事は?

カフェの営業はもちろんですが、地元のお手伝いなどもして、何とか回しています。市街地には企業もあるようですが、なんでもやるという心構えは必要かと思います。

これからの夢は?

もちろん、カフェを盛り上げるのはいうまでもありませんが、それが地域の盛り上げに繋がるものだと思っています。地域や世代を超えた交流ができるよう努力していきます。

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