井口 清彦さん・由希子さん(空き家改修/賃貸(購入予定)・工務店+DIY)

鍼灸・接骨院経営
井口 清彦さん・由希子さん

移住のきっかけは両母との同居

鍼灸院と接骨院を併設する井口清彦さんの住まい。扉を開けるとピカピカに磨かれた床に来客用のスリッパがずらり。その姿はまるで趣深い旅館のよう。

「もともと夫の母と3人で名古屋市内に住んでいましたが、私の母も同居することになり、引っ越しを考え始めました。家族が増えるし、鍼灸・接骨院も兼ねているので、漠然としたイメージで広い空き家を探しました」と由希子さん。たまたま目にした設計事務所の古民家ツアーがきっかけで、契約寸前で白紙に戻った物件を経て、今の家にたどり着きました。「古民家ツアーに参加してから名古屋市で住んでいた家の買い手が見つかったんです。売りに出して2年半の出来事でした。一本の線に繋がった感じがしました」と清彦さん。

▲鍼灸院と接骨院を併設する自宅。

駐車場以外は自分たちの手でつくる

築30年の日本家屋は建築に使われている材料の質が良く、手入れもされていたため、改修した箇所は最小限。庭を駐車場にした以外はほとんど業者に頼らず、自分たちで改修しました。庭のウッドフェンス、汚れていたキッチンの壁に板を貼る、芝生を張る、置石を動かす、玄関に花壇をつくるなど、できることはすべて済ませました。

「治療室の天井や欄間はきれいだったので、そのまま使っています。2階の洗面所とトイレは隣同士の部屋だったけど、壁を壊して広くして、柿渋を塗った板を貼ったり、棚をつくったり。1階にもトイレがありますが、わざわざ2階に行くほど私たちのお気に入りの空間になりました」。DIYは初心者でしたが、「必要に迫られたことで頑張る日々だった」と笑いながら振り返ります。
DIYを進めていくうちに自信がつき、水回りの目隠しに日本酒が入っていた木の箱を分解して取り付けたり、玄関に飾るフレームをつくったりと、アイデアが浮かぶと、どんどん形にしていきました。

▲治療室として使っている部屋はきれいだったため、ほぼそのまま使用しています。

水がおいしく川がきれいな大垣

幼少時代は親父の実家がある田舎でよく遊んでいた思い出もあって、自然の中に住むことが夢でした。2人で網を持って近くの用水路や川へ魚を採りに行くのも楽しいです。用水路にはメダカやザリガニ、川にはドジョウ、ハヤ、ギギ……結構いろいろなものがいますよ」と清彦さんは目を輝かせます。

「地域にとけ込むために意気込まないといけない地域もあるかもしれません。しかし、ここは周辺に新しい家が多いし地元の方も親切で、いろいろと教えてもらえるからありがたいです」と由希子さんもこのまちの魅力を話します。
駅、病院、スーパー、コンビニが徒歩で行けるのも魅力。家族をはじめ、地域の人たち、患者さんたちの温かい気持ちで、さらに家が育っていくのを感じました。

井口さんに聞きました!

移住に関する情報をどうやって収集した?

古民家ツアーを主催していた設計事務所のホームページを見ました。漠然としたイメージが具体的になりました。

移住に関して大変だったことは?

猫が新しい環境になかなか馴染んでくれませんでした。DIYは大変といえば大変でしたが、必要だったのでやるしかなかったです。

現在の住まいは?

築約30年の日本家屋。良い材料でつくられ、丁寧に暮らしていたようできれいでした。

現在の仕事は?

鍼灸院と接骨院を経営しています。

これからの夢は?

近い将来、納屋も購入して大人の遊び場をつくりたいです。

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