加賀 春香さん(農業・就職)

加賀 春香さん

「おいしい」と喜んでくれる野菜をつくってみたい

生まれも育ちも名古屋市。都会育ちの加賀春香さんが農業に興味を持ち始めたのは、小学生の頃でした。「遠い親戚が農家で、野菜をよく送ってくれていました。両親がおいしいおいしいと喜んでいたのを見て、みんなが喜んでくれるような野菜をつくってみたいと思っていました」。

大学では、生物や植物、化学、食品などについて学んだ加賀さん。実験や研究は向いていないと、農業やモノづくりに関わる就職先を探し始めます。実家に帰省しやすい近隣県で就職先を探していたときに出合ったのが、高山駅から車で北へ約15分の橋場農園でした。

「大学の求人に農業に関するものはなかったので自分で探しました。橋場農園を見学した時に雰囲気が良かったのが決め手。さらに従業員もたくさんいて、農業の知識がなくても先輩たちが教えてくださるのも大規模農園の良いところだと思います」。橋場農園からさらに北へ約10分のトマト農園が加賀さんの職場。トマトが好きだったことに加え、水耕栽培ではなく、畑の土で育てることに憧れを持っていたことも、決断を後押ししました。農業について就農前に学んだことはありませんが、農園に入社後、働きながら先輩に教えてもらい知識・技術を身につけています。

高山市へやってきて2年目。農業は想像以上に体力が必要だと話します。「今年は元気ですが、昨年は夏の最盛期をなんとか乗り越えたという感じでした。高山市とはいえ真夏のハウス内は暑いですし、最盛期は朝6時15分から作業を開始します」。

一方で、高山市の夏の夜は、エアコンいらず。今年は、扇風機も回さなかったくらい快適だったといいます。熱帯夜に悩まされることなく夏でも快適にぐっすり眠れることが、明日への活力となっているのかもしれません。

▲橋場農園・橋場社長(左前)と、2017年のトマト農園担当の皆さん。トマトの収穫は11月まで続きます。

美しい自然が疲れを癒す いるだけで心地良いまち

高山市での生活で驚いたことは、陽が早くに落ちて真っ暗になること。「夜空が天然のプラネタリウムのようで感動!あまりにきれいなので、疲れも吹っ飛びますよ。お店の閉店時間が早いことにも最初は驚きましたが、コンビニやスーパーはあるので不便は感じません。高速を使えば、実家がある名古屋市にも2時間で帰省できます」。

一人暮らしが初めてだったこともあって、家探しの際は、父親も高山市を訪れました。「心配症の父親。私が働き始めてからも何度か高山市に来ています。通っているうちに高山市が気に入ったようで、最近では『ここに住みたいな』と言っています。観光地を案内しているわけでもないですが、高山市は、いるだけで心地良いと思える土地なんでしょうね」とまちの魅力を話します。

縁があって高山市で暮らし、念願の農業に携わりながら楽しい日々を過ごす加賀さん。「やりたいと思ったことはやれるうちに!とくに農業は体力勝負なので早くに体験しておいた方がいいと思います」と、未来の移住者たちにエールをおくります。

▲「知識や技術は先輩に教わりながら勉強中です。それでも分からないことは社長に聞きます」と加賀さん。

加賀さんに聞きました!

移住に関する情報をどうやって収集した?

現在の住居は自力で探しましたが、住宅補助金などについては先輩に聞いたりインターネットで調べたりしました。

農業の仕事をどのように見つけましたか?

「農業」「就職」でインターネットで検索し、農業、酪農、牧場を中心とした農業求人サイト「あぐりナビ」に登録。就農の条件などを伝えて、数社紹介を受けました。そこで橋場農園を希望し、見学に呼んでもらいました。

現在の仕事は?

橋場農園でトマト栽培やシイタケ栽培など。農業には先輩が多くアドバイスも豊富に受けられます。

これからの夢は?

やりたいと思ったことは全部やっていきたい。充実した生活を送って、人生の最後はかわいいおばあちゃんでありたい。

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