【公式】岐阜県への移住・定住ポータルサイト 大澤 葵さん |移住者インタビュー|ふふふぎふ|岐阜県 岐阜県

interview

目前の事物を肯定すること。全ては魅力的で面白い。

大澤 葵さん

- 恵那市地域おこし協力隊

プロフィール

前居住地:愛知県名古屋市

大澤さんに聞きました!
Q1.地域おこし協力隊に応募された動機を教えてください。

  着任前は建築やまちづくりに従事しており、様々な地方や都市において、そのまちの資源やその担い手など、
 事物の連関を基盤とした場づくりについて提案、実践をしてきました。
  当時は、地域の人々や環境、資源との直接的な関わりが、よりよい場づくりに不可欠と考えていたことから、
 現場で生活することにこだわっていました。
  以来、自らの地元である恵那市で、まちの更新を試みる機会をずっと求めていました。

Q2.現在どのような活動に従事されていますか?

  水辺空間を活用したミズベリング事業を通じて、まちの賑わいと魅力をつくる活動を行っています。
  河川公園を舞台とし、人が集う場としての水辺の可能性を見直し、
 町民や来訪者とともに、豊かな環境を伝える企画などを試行中です。
  また、地域の資源や風景に新たな意味を与えつつ、人と場の関係性を編み直すような活動も様々な場面で実践しています。

Q3.地域おこし協力隊としてのやりがいを感じることはどのようなことでしょうか?

  仕事や生活問わず日々の生業の中で、出会った事や発見は何でも、
 町民の方のお話や郷土史から深く掘り下げるようにしています。
 その先で町や文化の成り立ちに触れ、驚きや感動を得ることが多々あります。
  町民の方では当たり前に存在する風景や状況でも、移住者だからこそ気付ける町の魅力があり、
 それをそのまま町の表現として、外に発信できることが面白さであり、やりがいです。

Q4.地域おこし協力隊として活動する地域に実際に暮らしてみた感想を教えてください。

  私が活動している地域では、地域おこし協力隊はフリーランスとして業務委託されており、
 いわゆる「行政職員」として雇われているわけではありません。
  すべての地域が同様とは限りませんが、少なくとも私の場合は、行政と町民の「間」的な立ち位置にあります。
 そうした立場からこそ、双方の声に耳を傾けながら、地域の声をつなげる役割が果たせることが大きな特徴です。
 そんな中で得た実感や違和感は、活動の指針や問いとなって積み重なっていきます。

Q5.地域おこし協力隊を目指す後輩へのアドバイスはありますか?

  協力隊は元々「外の人」でありながら、地域の内側に深く関わることのできる、貴重な立場です。
  町のあらゆる立場の方々の話を丁寧に聞き、また町のあらゆる物事に関心を持ってみる態度が、信頼と発見につながります。
 「役に立とう」と意気込むより、まずは自分が地域を面白がり、感動することが重要だと考えます。