【公式】岐阜県への移住・定住ポータルサイト 井口友博さん・可奈古さん |移住者インタビュー|ふふふぎふ|岐阜県 岐阜県

interview

人と人との繋がりが日々の暮らしを豊かにしてくれます

井口友博さん・可奈古さん

- 個人事業主

プロフィール

2014年に愛知県名古屋市から関市に移住。

健やかな生活を求めて 自然豊かな関市板取へ

井口さん夫妻が暮らすのは、岐阜市から車で1時間半ほどのところにある関市板取。清流が美しく、夏は川遊びも楽しめる県民にはおなじみの場所です。最近では神社の片隅にある名もない池が、その澄み切った水の美しさから「モネの池」と呼ばれて話題になりました。

移住のきっかけは、「本当に健康な暮らしに必要なものは何だろう」と疑問を持ったことに始まります。かつてリラクゼーションサロンを開いていた可奈古さん。「いつも疲れきって店を訪れるお客様の多さから、健康や美容について考え始めました。身体のために大切なのは『食』。きれいな水と土のある土地に住んでみたいと思ったんです」。そんな可奈古さんの提案に、友博さんは当初驚いたよう。しかし、30分程度考えて、決断しました。「人生は一度きり!便利な都会生活は経験したので、真逆の田舎生活で生きる知恵や経験を身につけたかった。将来子どもを育てる時にも幸せだなと考え、移住を決めました」。

▲台所には手作りの調味料などがずらり。味噌や醤油も時間をかけて丁寧に手づくりしています。

地域の人との交流を積極的に食材を物々交換することも

自然環境に魅せられて移住を決めたものの、板取に知り合いはゼロ。「ここに住みたい」と地元住民に話しかけるなどして、積極的に交流をしていきました。「板取の人は温かい。『お茶でも飲んでいって』と初対面の私たちを家に招いてくれることもありました」。

現在の住まいは2階建ての古い民家。自分たちで土間の床板を貼り、現在は汚れの目立つ壁に珪藻土を塗っています。「システムキッチンは、捨てるのに困っている方から受け取りました。床に貼った板も、地元の方の紹介で廃材を譲ってもらいました」。

何でも自分たちで解決しなければと頑張りすぎるのではなく、困ったらすぐに相談する素直な一面も地元の方に愛される理由のひとつ。「ご近所さんから野菜や鮎をいただく代わりに、飼っている鶏の卵と交換したり、頼まれたお店のお手伝いをしたりして恩返ししています」。

▲広い庭では、ヤギ2頭と鶏を飼育。「鶏が全部で何羽いるのか自分でも分からなくなった」と笑います。

自分の手でつくり出す幸せ雪下ろしの道具開発も

台所には自家製ジュースや野菜酢漬けの瓶がずらり。味噌や醤油も手づくりするほか、原木に種菌を打ってヒラタケの栽培にも挑戦中です。「お金のために仕事をするというより『暮らしを中心に、その中に仕事がある』という生活ができたら」と2人は微笑みます。「ここでは生活に必要などんな仕事も、みんなで助け合ってやっていく。家の修繕なども教えてもらえて勉強になります」。

冬には積雪が2メートルを超えることもある板取。「高齢者が屋根に上がって雪を下ろす姿を見て、何かできないかなと思ったんです」と話す2人は、もっと安全かつ短時間で、しかも楽しく雪下ろしができる「らくらく雪すべ~る」を商品化し、インターネットなどで販売しています。必要なものを、人と人との交流の中から生み出していく田舎の暮らし。都会では味わえない「豊かさ」にあふれていました。

井口さんに聞きました!
移住に関する情報をどうやって収集した?

畑にいるおばあちゃんなどに「住んでもいい空き家はありますか」と尋ねて回りました。いろいろな人を紹介してくれたり、空き家の持ち主に連絡してくれました。

移住に関して大変だったことは?

雪が多いこと。引っ越しの日に雪の壁が2メートルくらいあったため、荷物の搬入の前に雪かきを何時間かしました。

現在の住まいは?

古い空き家を借りました。DIYで土間の床板を貼ったり、壁を塗ったりして形にしました。

現在の仕事は?

春夏はキャンプ場で働くほか、近所の人に頼まれた仕事を手伝っています。「らくらく雪すべ~る」の販売もしています。

これからの夢は?

味噌や醤油を自分でつくり、キノコの菌打ちも始めました。自分たちで手づくりすることで得られる喜びを、生活の中にひとつずつ増やしていきたいです。