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interview

定住するつもりで地域を考える人生は
楽しんだもの勝ちです

福田麻衣子さん

- 白川村地域おこし協力隊

プロフィール

2015年に大阪府大阪市から白川村に移住。

都市と白川を繋ぐシェアハウス 雄大な自然に心を癒されて

都内の大学を卒業後、大阪府内の会社に就職した福田麻衣子さん。出張が多く、全国を駆け回る生活を送っていました。夜遅くまで働くことが続き、多忙を極める日々。体調を崩してしまったことをきっかけに退職を決意します。地域おこし協力隊との出合いは、ウェブサイト「日本仕事百貨」。興味を持って情報収集していたところ、白川村地域おこし協力隊の募集を知り、応募しました。

2015年に白川村へ移住。地域おこし協力隊として、シェアハウス「やまごや以上ほしぞら未満」の運営や合掌造りの保存活動に携わっています。シェアハウスは、様々なバックグラウンドや価値観を持った女性を対象とした、お試し移住ハウス。白川村で暮らすことにより、人と人との関わり合いの面白さや大切さ、自然と向き合うことの厳しさと楽しさを経験し、本来の生きる意味を見出してもらうことを目的としています。

た、「こんな生き方もあるんだ」という価値観の多様性を感じてもらいたいという思いで、白川村の村民の方の利用も促しています。村内外から、白川村やリノベーション、地域や人々との関わりに興味がある人が集まってリノベーションしたシェアハウスは、赤い屋根がチャームポイント。「春夏秋冬それぞれの色に染まる白川村ですが、シェアハウスの裏を流れる庄川はいつの季節も穏やかで、ついつい生き急いでしまう私たちの心を癒してくれます」と魅力を話します。

合掌造りを守っていく活動では、女性会や合掌民宿若女将の会など、共に白川村の未来を考えていく仲間を増やし、新たな観光スタイルを構築中。合掌造りを守るために欠かせない茅の確保(茅刈り)については、村の若者と都市部の若者を繋いだプロジェクトが始動しています。

▲合掌造りの茅葺屋根の葺き替え作業。地域の人たちやボランティアで助け合う「結」の制度も古くから残っています。

積極的に交流を育んで-村民の仲間入りを目指す

「白川村でのひとり暮らしは、移住者にとってハードルが高いかもしれません。草刈りはもちろん、冬は雪囲いや雪降ろしなど大変ですが、サポートしてくれる仲間がいるのがありがたいですね」と村民と関わる暮らしを楽しむ福田さん。

協力隊としてではなく、一人の村民として接してもらうことが現在の目標。白川村は世界遺産の合掌造りがあり、日本中はもとより、海外からも多くの人が訪れる岐阜を代表する観光地。日中は慌ただしく時間が過ぎていきます。

「とにかく人が集まる場所に出向いて、顔を知ってもらう」と話し、積極的に行動しています。青年会や白川郷荻町集落の自然環境を守る会、民謡保存会、合掌民宿若女将の会、観光協会など、様々な活動に参加。地域の手伝いをし、交流を深めています。

そんな地道な活動が功を奏し、一緒に食事に出かけたり旅行に行ったりと、プライベートでも繋がりが生まれてきたといい、さらに白川村での毎日を楽しんでいます。
「私が行っている活動を通して、村民の皆さんの暮らしがより良いものになることが大切です。白川村の未来を考え、自身の暮らしを豊かにしていきたい」と思いを話してくれました。

▲移住者と村民を繋ぐシェアハウスの雪降ろし。人や自然との距離が近い生活を楽しんでいます。

福田さんに聞きました!
移住に関する情報をどうやって収集した?

「日本仕事百貨」を読んでいました。あとはインターネットや交流&地域おこしフェアも訪問しました。

移住に関して大変だったことは?

移住者のひとり暮らしはハードルが高いですが、雪囲いや草刈りなど一緒にやってくださる仲間もたくさんいます。

現在の住まいは?

新築のアパート、運営していたシェアハウスを経て、現在は合掌造りの家に住んでいます。

これからの夢は?

もうすぐ地域おこし協力隊の任期も終わります。終了後も白川村の人や地域と関わっていけるように、新しい仕事を見つけたいです。