【公式】岐阜県への移住・定住ポータルサイト 野村優さん・ひとみさん |移住者インタビュー|ふふふぎふ|岐阜県 岐阜県

interview

無料のキャンプ場に川遊び、BBQ。
おとなも子どももワクワクする毎日を手に入れました。

野村優さん・ひとみさん

- カメラマン

プロフィール

お子さんの出産を期に、優さんの故郷だった岐阜県揖斐郡池田町へ移住された野村ご夫妻。兼ねてから希望していた、アウトドアを楽しんだり、自分で野菜を育てたり、自然豊かな環境で暮らす生活を実現している。インターネットやSNS、ECが普及した現代らしい方法で、次々と仕事の幅や人とのつながりを広げててきた。「岐阜県だから家を立てることも考えられるようになった」と、現在は土地探しの真っ最中。

岐阜市へは20km、池田山をはじめとする山地が町の総面積の1/3にもおよぶ岐阜県揖斐郡池田町。
「キャンプや登山がいつでも無料で手軽にできる環境が身近にあるのはもちろん、新鮮な野菜が毎日食べられるし、子どもたちに土を触らせてあげられる。」と今の暮らしに十分満足されている野村ご夫妻に、池田町での子育てや楽しみ、仕事と人との関わりについてお話をおうかがいしました。

移住前はどこでどのようなことをしていましたか?

<優さん>
東京で音楽関係の仕事に就いていました。
<ひとみさん>
貿易会社で貿易実務を任されていました。住まいも東京都内でした。

移住のきっかけは何ですか?

<優さん>
子どもの出産です。

移住の決め手は何ですか?

<ひとみさん>
どんな環境で子育てと生活をしたいのかを夫婦で話し合った結果、アウトドアを楽しんだり、自分で野菜を育てたり、自然豊かな環境で暮らすなら岐阜だよね、となって。今になって思うと岐阜にすむ義理の両親ともに仕事をリタイアしている上、楽しんで暮らしていたから受け入れられる環境があったのかなと。
ちょうど実家を建て替えたタイミングや、主人が長男ということも重なって、必然的に私の出身地である福岡ではなく岐阜への移住が決まりました。

どのようなプロセスで移住しましたか?

<優さん>
「岐阜に戻るなら免許はいるよね!」ということで、まずは冬の新潟に合宿で免許をとりにいきました。
<ひとみさん>
退職して東京の家を引き払ってから岐阜で出産や生活の準備をする予定でした。ところが切迫早産で絶対安静になってしまい……。引越し準備すら十分にできないまま、里帰り出産のため福岡に帰省しました。

利用した支援制度や補助金はありますか?またどのように情報を入手されましたか?

<優さん>
特にありません。実家での同居と決まっていて、何も調べていません。

移住してからしたことはなんですか?

<優さん>
就職活動です。あとは、役場に通って出産や引越しの手続きをしました。
<ひとみさん>
池田町の支援センターに通って友達探しをしました。

現在はどんなお仕事をされていますか?

<優さん>
自営業でカメラマンをしています。商品撮影のある日は撮影して編集作業をするので帰りは深夜になります。撮影のない日は打ち合わせ2件と編集で終わる日あります。
<ひとみさん>
現在は育児に専念しています。ときどき、夫の手伝いでカメラアシスタントをします。

仕事はどのように見つけましたか?

<優さん>
知人や地元の友達とほぼ連絡を取らずに帰ってきたこともあり、頼れるツテや情報がまったくなくて……。ひたすらハローワークに通って、ECサイトに力を入れたいという時計の輸入卸の会社へ。子どもが産まれるタイミングで一眼レフカメラを購入し、家族の写真や仕事で撮影をしていくうちに、カメラの魅力にはまりました。そのうちECサイトの売上が当初の5倍になり「写真が変われば売り上げが上がる」ことを身をもって体験しました。ECの勉強会の仲間から、カメラを教えて欲しいと依頼されるうちに、口コミで仕事が広がりました。その結果、会社勤めを2年ほど経て独立。現在は関西を中心に、新潟から沖縄まで多方面からご依頼いただけるようになりました。
<ひとみさん>
息子が3歳になる年に1年間、岐阜県の受託事業により東京・大阪在住のIT系職種の岐阜移住を促進する企画「IT系移住コンシェルジュ」を経験しました。またその後、娘を出産する直前の1年半、岐阜市湊町の川原町にあるNPO法人ORGANという地域づくりの支援団体で、体験ブログを書いたりしました。2つの経験のおかげで、全然知らなかった岐阜についてたくさん知ることができました。

どんなときに岐阜に移住してよかったと思いますか?

<優さん>
日本の中心に位置していて関東・関西の両方にアクセスしやすい。
<ひとみさん>
海とは違う、川遊びの魅力を知ったこと。
キャンプや登山がいつでも無料で手軽にできる環境が身近にあることですね。車移動が当たり前になって、待ち時間や人混みにいることが無くなりストレスがありません。実家が近いため、新鮮な野菜が毎日食べられるし、子どもたちに土を触らせてあげられる。最近は義理の父が好きな登山に息子も同行しています。自然のことをたくさん学ベる素晴らしい時間を過ごせていると実感します。

地域との繋がりはありますか?

<優さん>
現在はアパート暮らしのため、子ども会くらいでしょうか。池田町に家を建てるため、絶賛土地探し中です。自然と隣り合わせの暮らしができるし、温泉やキャンプ場がある大好きな町、池田町。実家とも程よい距離で行き来しやすいのも理由です。宮地地区にはギャラリーを併設している土川商店があり、そこには元社会科教師だった土川さんを尋ねて面白い人がたくさん集まってきます。隣接する土川ガーデンではカメラのキャンプイベントを定期的に開催しています。県外から移住してきた夫婦や町外から移住してきた人が自然に集まる知る人ぞ知る魅力的なエリアですので、仲間づくりや魅力発信、私たちらしい豊かな暮らしを実践できることが今から楽しみです。

岐阜に移住して驚いたことはありますか?

<ひとみさん>
東京や福岡と違い土地の価格が安いこと。岐阜に移住したから、マイホームについて考えられるようになりました。

住んでいる地域の魅力を教えて下さい

<ひとみさん>
とにかく水がきれいなこと!
他には都会と比べて遊び場やお店が少ないからこそ、出会うチャンスが多くて、友達はできやすいと思います。旦那さんの異動で引っ越してこられた県外出身の奥さんも多く、幼稚園や支援センター、公園で仲良くなれますよ。

お気に入りの場所があれば、好きな理由とともに教えてください。

<ひとみさん>
大津谷キャンプ場:家から20分。無料で好きな時にキャンプができる。浅い川だから子どもも安全。夜景がとてもきれい。

岐阜でお気に入りの食べ物を教えてください。

<ひとみさん>
お義母さんが作る茗荷寿司(手軽に手に入る鮭を畑で採れるミョウガで包む)
葉が柔らかい5〜6月ごろ限定のお寿司。お腹が空いたらパクッと食べられる手軽さで、子どもも大好きです。鮎料理で唯一また食べたいと思ったのは居酒屋で食べた「鮎パリパリ揚げ」。骨まで丸ごと食べられておかわりした記憶があります。

岐阜で好きな季節はいつですか?

<ひとみさん>
秋です。山林に囲まれた岐阜の日常にある美しい紅葉を眺めながら運転するのが好きです。

休日はどのように過ごされていますか?

<ひとみさん>
家族が揃ったら堤防でBBQしたり、絵になる場所で撮影会をして遊ぶのがお気に入りです。夫が不在ならもっぱら公園遊びで木の実やどんぐり、きれいな葉っぱを拾ったり。上の子が本が大好きですので、図書館もしょっちゅう足を運びます。

子育ての環境はいかがですか?

<ひとみさん>
大きい公園が多いだけではなく、森林率全国2位だけあって木育広場が充実している。医療費が高校生まで無料なのは本当にありがたいですね。市内から離れると待機児童はほぼありません!通わせている幼稚園は自然に囲まれていて季節の木や果樹・虫・行事を全身で味わえる恵まれた環境が気に入っています。

移住を検討されている方に一言お願いします。

<優さん>
9年前に岐阜に引っ越してきた当時は、移住というワードが今ほど身近ではありませんでした。仕事探しもハローワークという選択肢しかなくて、就職までにすごく時間がかかって……。移住サイトなんてそもそも検索しなかったけど、もし利用してたら新しいヒントや情報が得られて、違った選択肢もあったのかもしれません。そう考えるとたくさん検索して、気になる人や場所、良いデザインのおもしろそうなサイトをたくさん見るのは一つの手だと思います。また一度足を運んでみたり、お試しで暮らしてその土地の人を接してみると、直感的に相性を感じられる気がします。まずは気軽に訪ねてみることがおすすめです。

一度岐阜から離れてから、岐阜への印象は変わりましたか?

<優さん>
岐阜を出たくて仕方なかったから高校卒業と同時に上京しました。インターネットやSNS、ECが普及した今なら岐阜も住みやすくていいですよね。

出身地と岐阜を比べた場合、どんな違いがありますか?

<ひとみさん>
福岡は観光地と言えるところがほとんど浮かびません。生活している時はそういう視点で見たことがなかったです。岐阜は観光地だけでなく伝統文化があちこちに根付いていて、それを途絶えさせない活動も活発で魅力的ですよね。