【公式】岐阜県への移住・定住ポータルサイト 田中貢治さん |移住者インタビュー|ふふふぎふ|岐阜県 岐阜県

interview

「一度きりの人生、後悔しない」
強い決意で、40歳から農家を目指す。

田中貢治さん

- 夏秋トマト研修生(令和4年就農予定)

プロフィール

1976年生まれ、兵庫県出身。大自然に囲まれていた父親の実家のような環境で生活したいとの思いを胸に、岐阜県恵那市へ移住を決意。新規就農促進事業を利用し、会社勤務から農家へ転身した。現在は夏秋トマト研修生として毎日を過ごし、令和4年の就農を目指し日々頑張っている。地域の人のあたたかさと、美しい自然が恵那市の魅力と語る。

岐阜県南東部に位置する恵那市は景勝地として有名な恵那峡のある風光明媚なまちです。「一度きりの人生だから、自分のできる限りのことをしよう。失敗したとしても後悔したくなかった」との思いから一念発起してサラリーマンから農家への転身と移住を決意し、「移住の決め手は開き直り」と語る田中さんにお話をうかがいました。

移住前はどこでどのようなことをしていましたか?

兵庫県神戸市で会社に勤務していました。

移住のきっかけは何ですか?

田舎暮らしには以前から興味がありました。父の実家はかなりの田舎で大きい平屋に納屋や蔵もあり、家の裏はすぐ山、前には小川もあって……。周りに高い建物もなく里山という感じにとてもひかれていました。「いつかこんな所で住んでみたい」と考えていましたね。

移住の決め手は何ですか?

相談員の方や自治体の方からたくさんの話を聞きましたが、何よりも直接農家さんと話して、実際に生の声を聞けたことです。農業だけで生活するのはなかなか難しいと感じましたが、一方でとてもやりがいがあると思いました。岐阜県郡上市と下呂市も候補でしたが最終的に恵那市に決めました。

どのようなプロセスで移住しましたか?

大阪の清流の国ぎふ移住・交流センターで岐阜県の就農相談を受け、その際に相談員の方から恵那市の担当に連絡をとってもらいました。
その後、担当者と直接連絡をとって、5回ほど現地の説明会や見学に行きました。

利用した支援制度や補助金はありますか?またどのように情報を入手されましたか?

岐阜県農畜産公社の方からご紹介いただき、就職氷河期世代の新規就農促進事業を利用しました。

移住してからしたことはなんですか?

夏秋トマトの研修に参加しました。妻は、職探しからスタートしました。

現在はどんなお仕事をされてますか?

夏秋トマト研修生として、トマト栽培のノウハウを学んでいます。トマトの収穫時期の夏は5時〜9時まで収穫、9時〜16時までトマトの管理作業。そして冬はイチゴの収穫と管理作業をしています。

仕事はどのように見つけましたか?

岐阜県の農畜産公社の方からトマトの研修制度を教えていただきました。

どんなときに岐阜に移住してよかったと思いますか?

作業中にふと周りを見渡した時の景色が美しいときと、感動的な星空。

地域との繋がりはありますか?

子どもが通う幼稚園のつながりが多いです。地域の方にもよくしていただいてます。

岐阜に移住して驚いたことはありますか?

地域の行事が多いことです。2020年はコロナの影響で中止が多かったですが……。

住んでいる地域の魅力を教えてください。

地域の方が優しく接してくださるところ
緑が多いところ
川の水がきれいで川遊びができるところ
空気がきれいなところ
夜空がきれいなところ

お気に入りの場所があれば、好きな理由とともに教えてください。

コロナの影響でまだあまり出かけられていないので、これから探します。

岐阜のお気に入りの食べ物を教えてください。

朴葉寿司(ほうばずし)
鹿肉(ロースをカツにして食べるとおいしかった!)

岐阜で好きな季節はいつですか?

まだ一年も経っておらずなんともいえませんが……、春ですね。近くに桜並木の道があってとてもきれいです。

休日はどのように過ごしてますか?

子どもと一緒に遊べるところに出かけます。

子育ての環境はいかがですか?

1クラスの人数が少ないため、先生との距離が近く、とても話しやすい。
子ども同士は学年関係なく、みんなで遊んでいる。
親同士も仲が良く、地域のことを丁寧に教えてくれる。

移住を検討されている方に一言お願いします。

調べれば調べるほど悩みましたし、相談員や移住を支援してくださる方と話せば話すほど農家だけで生活していくのは難しいと思い知らされました。移住者を取り上げているテレビ番組もよくみましたが、移住者として成功しているからテレビに取り上げているだけで失敗している人も大勢いると初めて知りました。
成功する移住は簡単ではありませんが、一度きりの人生だから、自分のできる限りのことをしようと思って……。失敗したとしても後悔したくなかったですから。
たくさんのことに悩んで考えましたが、最後は結局「開き直り」ですね。個人的には移住するかしないかの決め手は、開き直りだと今も思っています。