【公式】岐阜県への移住・定住ポータルサイト 前原融さん |移住者インタビュー|ふふふぎふ|岐阜県 岐阜県

interview

「移住先について知りたい!」
強い思いが地域の方々の心をひらく

前原融さん

- わらび粉職人兼何でも屋

プロフィール

1989年生まれ、群馬県桐生市出身。大学時代に「わらび粉」に興味を持ち、今では貴重となったわらび粉の生産を復活させたいという思いで、かつては一大産地として有名だった岐阜県飛騨市に移住を決意。本格的な移住開始となる1年前から現地に月一度通い、その後地域おこし協力隊として活躍した。現在は、夢を実現し本格的なわらび粉生産に着手している。

飛騨市は岐阜県の最北端に位置するまちで、面積の大半は山林です。1,000m以上の山々が数多く連なり、冬は降雪がかなり多いことでも有名です。群馬県桐生市で育った前原融さんは、大学時代の思いを胸に警備関係の仕事を退職し、岐阜県飛騨市でわらび職人へ。移住を成功させる秘訣は「準備運動」と話す前原さんにお話をうかがいました。

Q.移住前はどこでどのようなことをしていましたか?

群馬県前橋市で警備関係の仕事をしていました。岐阜県美濃市の森林文化アカデミーに通った後、岐阜県飛騨市に移住しました。

Q.移住のきっかけは何ですか?

大学生のときに「わらび粉」に興味を持ち、かつての生産地でわらび粉生産を復活させたいという思いで移住しました。移住前に1年間通い、住居と仕事のめどがついたのも大きな理由のひとつです。

Q.移住の決め手は何ですか?

わらび粉生産をしていた点と、移住前に1年間通って知った村の雰囲気のよさです。わらび粉生産に携わっていたおばあちゃんが、お元気で当時の話などいろいろと聞かせてくださって……。私も山之村でわらび粉を作りたいと話したら喜んでくれたことも大きな決め手になりました。

Q.どのようなプロセスで移住しましたか?

森林文化アカデミー時代に月1回のペースで1年間継続して山之村に訪問。移住希望であることを伝え、住まい探しからはじめました。飛騨市で地域おこし協力隊を募集するとの話を聞いたため、協力隊制度を利用しての移住が可能かどうかも飛騨市役所と何度も話し合った結果、翌年から地域おこし協力隊としての活動が認められました。

Q.利用した支援制度や補助金はありますか?またどのように情報を入手されましたか?

特にありません。

Q.移住してまずはじめにしたことは何ですか?

まず、地域の自治会に挨拶まわりから始めました。移住前からすでに顔見知りの方も多かったですが、あらためてここに住んでわらび粉生産を復活させたいとお話ししました。

Q.現在はどんな仕事をされていますか?

わらび粉生産を主軸にといいたいところですが、わらび粉は10・11月の約2ヶ月しかつくれません。地域の農家さんや観光施設のお手伝い、集落の草刈、地域の住民からの個別の依頼対応、除雪など季節ごとにさまざまな仕事をしています。

Q.仕事はどのように見つけましたか?

最初の挨拶の際に、「わらび粉以外はノープランで来ました。何か手伝えることがあれば声をかけてください」と話をしたら1つ2つと仕事を依頼されました。その仕事をこなしている様子を他の村の人がみて、また別の仕事を依頼されてというような感じです。

Q.どんなときに岐阜に移住してよかったと思いますか?

わらび粉関係でやりたいことができたとき
おいしいものを食べたとき

Q.地域とのつながりはありますか?

自治会、公民館、消防団、PTA、JA青年部など地域の団体に所属し、活動に参加しているため、幅広くつながりがあります。

Q.岐阜に移住して驚いたことはありますか?

おでんに味噌をつけること

Q.住んでいる地域の魅力を教えてください。

夏でもクーラー無しで生活できること。
冬のびっくりするくらいの大雪。見ている分にはきれい。

Q.岐阜のお気に入りの食べ物を教えてください。

熊肉です。山之村で初めて食べましたが、焼肉はもちろん、すき焼き、クマ汁うどんもおすすめです。

Q.岐阜で好きな季節はいつですか?

秋です。わらび粉生産の季節ですので。

Q.休日はどのように過ごされていますか?

町に買い物(高山や富山)、家周辺の整備・探索

Q.子育ての環境はいかがですか?

子どもがいないため詳しくはありませんが、山之村の小中学校に通う子ども達はみんな元気そうです。私が通う学校もこんな学校だったら楽しかったろうと思います。

Q.移住を検討されている方に一言お願いします。

飛び込んでみれば何とかなることもありますが、やはり準備運動は大切だと感じます。移住における「準備運動」とは「事前に地域のことをどれだけ知ろうとしたか」です。事前に相談できる人なども見つけておけば安心かと思います。ご参考までに。

Q.出身地と岐阜を比べると、どのような違いがありますか?

出身地の群馬との大きな違いはやはり気候です。夏でもクーラーを必要としない生活は群馬県では考えられませんでした。また、移住一年目はびっくりしましたが豪雪地帯の冬も群馬県とは違って趣があります。